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風林火山「取材こぼれ話」(33)




大森寿美男、長尾景虎を語る 後編

「長尾景虎もまた、山本勘助や武田晴信と同様に、

激しい時代を生きていく人間に根本的に宿るものを持っている」という脚本家・

大森寿美男さん。

<風林火山>は、そんな景虎がいかに上杉謙信になっていくのか

(ドラマでは上杉政虎時代まで)を描く作品とも言える。

そこで大森さんが大事にしたものは何か?

「景虎を描くときは、彼が持っている多くの逸話を物語的に肉づけして長尾景虎物語

を作るというよりも、景虎という人間の幅がストレートに出る、

人間性に迫れるようなエピソードを選んで、物語に織り込みました。

それにこちらで創造したものも加えて、景虎がどういう人間で、

どんな悩みを抱えていて、後々どうなっていくのか、

『景虎が今を生きる感じ』を表現したいと思いました」

 そんな大森さんの目に、景虎を演じるGackt:ガクトさんの姿はどう映っているのか?

「やはり表現者としてのプロ意識を感じます。

人に見せていないような鍛錬の仕方や自分の律し方をしているし、

役者としてどうあるべきかを考えていることが、演技からも伝わってくる。

そのストイックさは景虎に通じる部分があるな、と僕は感じましたね」


撮影/山本玄、川口俊介(大森寿美男)





以上ˇ

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